創始者は
法気会の創始者、故西原瑞豊先生はこのような方でありました。
幼い頃は、牛を飼い、その牛を丁寧に可愛がり、共に過ごし、飼いならすことが出来ていたそうです。と言うのは、馬、であれば、人間の命令や指示に従うことが出来るそうですが、牛と意思疎通がとれるのは、当時周りの大人たちには不可能で、先生が大人たちに代わり、牛を自由に操り(?)力仕事をさせていたそうなのです。要するに、子どもの頃から、他人とは違っていた、ということです。
成人してからは、産婆さんの手伝いや、鉄工所勤務、会社経営等々、様々な職種や経験を重ねたそうです。その間、実は13歳頃から、8年に及ぶ身体に現れる不思議な現象がありました。それは、週に2~3回、身体に2cmから8cmくらいの、刀傷様のものが三か所ほどに吹き出し血をにじませ、10分~15分位で跡形も無く消え去るもので、医師や祈祷師、漢方にすがるも、其の身体に現れる現象は消滅する事がありませんでした。
それでは、自分で何とかしなければならないと考え、疾患が表れてから五年目に、古代神道の門に入り、治療法と霊学を学び始めました。そして一年八ヶ月で免許皆伝となり、その後も、霧島、英彦山(ひこざん)、比叡山(ひえいざん)であらゆる修行を続け、恒久尊迦微(物造主、創造主、丶尊神)、前神八意思兼尊神、道別尊神等に面奉(めんぶ)し、更に治療法、霊学など啓示を受け習い、一年後に、己の身体に現れる不思議な現象を確実に消滅する事が出来たのです。
その後、世の中には種々悩み事のある人が多いだろうと考え、1977年治療院を開業、1989年のある日の夜明け、遠い昔に亡くなった祖母を真ん中にして、左側に前神八意思兼尊神、右側に道別之大神(閻魔大王。地蔵大菩薩)の三神が現れて起こされ、『そなたには、人に出来ぬ事まで教えてある。そこを以て、本日から神事をなして、世の中の困窮して居る者を救え』との思し召しを受けた、ということでありました。